ニュース&トピックス
News & Topics
ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

学校生活

聖書週間「平和」を深く考える

今週はカトリック中央協議会が定める聖書週間、聖書に親しむことを勧められている1週間です。今年のテーマは「あなたがたに平和があるように( ヨハネ20・19)」。本校でも、「平和」に関わる様々な聖書箇所を毎日朝礼時に朗読し、その前後の文脈なども各自で静かに読みました。生徒たちは一人一人自分の聖書を持っています。中学1年生の時に家庭科で作製したブックカバーをつけた聖書を今週は朝から机の上に出していました。
「平和」といえば、争いのない状態、現在紛争や戦争が起こっている国や地域で安心して人々が毎日を過ごせることを想像しがちです。聖書を読んだ後の宗教の教員からのメッセージでは、カトリックにおける「平和」とは、より積極的・能動的に働きかけるものであると説明がありました。同級生に「おはよう!」と笑顔で挨拶すること、お家の人に「ありがとう!」と感謝を伝えること、困っている人に「大丈夫?」と関わっていくこと。自分の毎日が大きな問題のない順調な日々であることを平和と呼ぶのではなく、周りの人と関わる中でお互いに心を通わせること、お互いを大切な存在だと肯定し合うこと、を目指す平和にしてほしいです。
様々な聖書の言葉に触れ、少しの時間、心を落ち着けて静かに過ごすことで、忙しい毎日の中のひと時を自分と周りの人に心を配るきっかけにすることができました。