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高校1年生の宗教の授業では、2学期から3学期にかけてシークレットフレンド企画を行っています。この企画は、「隣人を自分のように愛しなさい」という聖書の言葉を基に、多様な価値観を持つ他者のよい面を見出すことが目的です。
企画のポイントは、くじ引きで決まったクラスメイトに、自分がその人のシークレットフレンドだと気づかれないように親切にすることです。それに加えて毎回の宗教の授業ではミッションを遂行することが求められます。今週のミッションは「次回の授業までに相手の素敵なところを一つ見つけること」。
毎日顔を合わせているクラスメイト間のやり取りですが、「シークレットフレンド」という響きに、「ドキドキする！誰になるかな～」とくじ引きの段階で楽しそうに参加する生徒たち。「親切にするってどんなことだろう」「気づかれないように優しくするのって難しい」と悩みながらも笑顔で授業に参加していました。
一人の力では世界を変えることはできませんが、一人の、他者を思う少しの優しさが繋がり、他者を思いやる優しい社会になることを願っています。