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中学1年生の社会科の授業では、2クラスが合同で「資源はあるのに貧困？」をテーマにレアメタル等の資源は豊富にあるのに貧しい生活を強いられている地域があるという課題について考えました。
「資源はあるのに貧困」という一見矛盾した課題に対し、文章や写真、動画などのさまざまな資料からその関係を読み取ります。読み取れた事柄を友人と共有する活動を通して生徒たちは、「だから人々は貧しい生活を送らざるを得ないのか」「これが紛争の原因にもなっていたのか」「紛争が環境や生態系の破壊にも繋がっているのか」と様々な状況や要因が繋がった体系的な知識を獲得していました。
授業の最後には、私たちのこれからの世界はどうなっていくべきかを考えました。「これってフェアトレードで解決できるのでは？」「でも、そうするとスマホの価格も高くなってしまうのかな。そうしたら、スマホを持てる人と持てない人との格差がますます広がるかも...」。中学1年生のうちからこのような唯一解のない問いに向き合う生徒たちは、大人になってからも最適解を見つけるために知恵を出し合っていけるでしょう。