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高3の選択食物の授業では、魚の調理の仕方について学び、鯵の三枚おろしに挑戦しました。調理経験はあっても魚を捌くことに慣れていない生徒たち。「難しい！」と困った顔をしつつも友だちと協力し合い、楽しそうに実習に参加していました。
生物を選択している生徒は魚の観察をしながら捌いたり、いかに無駄なく薄く捌けるか慎重に包丁を動かしたり、同じ魚を捌くという作業でもそれぞれ意識を向けるところが違い、互いの違いに興味津々な様子でした。希望者はいわしの手開きにも挑戦しました。
いつもは捌かれて、調理されている魚をいただくことが多い生徒たちですが、自分で捌くことによって、魚の廃棄率について学んだり、いのちをいただくことや多くの人の手を通して食卓に並んでいることへの感謝の気持ちを持ったりすることができたようです。
学校で培った知識や想像力をたくさん活かして、社会の中で誰かのために自分の力を使ったり、他者の気持ちに思いを寄せる人になってほしいと思います。