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中学1年生を対象に、スクールカウンセラーによる心理授業が行われました。1学期にも心理授業が行われ、その際に抱えていた「お友達ができるかな」「通学が遠くて大変」といった不安はほとんどなくなった様子の中学1年生たち。一方で、「勉強が難しくなってきた…」「部活動で新人公演があるから緊張する」など、また新たな心配事が出てきたようです。自分に悩み事があると、つい大変なのは自分だけで、周りのみんなはなんだか上手くいっているように見えてしまうこともあります。
人間の脳は、ヘビの脳、ネコの脳、ヒトの脳の3つに分かれており、それぞれ、生きるための脳、感情を司る脳、知恵を司る脳の役割があることを教わりました。そして、もし自分のことしか見えなくなって友人に悪口を言ってしまったとしたら、友人の脳の中でも生きるためのヘビの脳が傷つけられてしまうんだよというお話を伺いました。「悪口を言われたら悲しい気持ちになるから、感情を司るネコの脳が傷つくのかと思った」「でもたしかに、眠れなくなったり食欲がなくなったり、命に関わることなんだ」と理解を深めていく生徒たち。
誰しも悩みや不安を抱えるときもありますが、こうした心理授業やスクールカウンセラーとの対話は、自分の心の状態を客観的に見つめ、自分や友人を大切にするきっかけになっています。