学校生活
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中学3年生探究 環境問題についての講演会
中学3年生の探究の授業では、新宿環境活動ネットの飯田先生にお越しいただき、ご講演いただきました。
生物多様性、地球温暖化、プラスチック問題、大気汚染など多くの環境問題について、過去と比べて近年どのような現状があるのか、どのような未来を思い描きたいか、生徒同士の話し合いも織り交ぜながら学び進めました。
「世界の平均寿命は 50歳・60歳・70歳?」、「何らかの予防接種を受けている世界の子供の割合は 30%・50%・80%?」と講師の飯田先生。これらの質問に生徒たちはネガティブな予想をしましたが、意外なことに世界の平均寿命は70歳、予防接種を受けている世界の子供は80%でした。思い込み、常識、に惑わされず、自分で確かなデータを元に判断することの大切さを実感しました。
中学3年生はこの一年間で「環境」に関わるテーマについてそれぞれ課題を見つけ、実験を通してデータを集め、結果を分析して仮説を検証します。インターネットで調べたり、AIに質問をすれば何でもわかってしまいそうな錯覚に陥りがちですが、これから自然科学的な手法によって探究を行う生徒たちは、今回の講演を通して、自分で情報を取捨選択すること、自分の頭で判断することの価値に気付くことができたようです。
最後に「気付き×知識×行動」というキーワードをいただき、気付いて、知識を得ても、行動に移さなければいつまでもゼロのまま、気付きや知識が活かされないのだ、と行動することの大きさを知った生徒たちでした。