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本校には6つの運動部があり、その中でも引退時期が最も遅いのがバスケットボール部です。多くの部活が高校2年生の9月の文化祭で引退する中、バスケットボール部は高校3年生まで活動し、先日の試合で引退を迎えました。先日行われたインターハイ予選では、休日かつ遠方での開催にもかかわらず、多くのクラスメイトや保護者の方々が応援に駆け付け、会場は割れんばかりの声援に包まれました。
試合は序盤から苦しい展開となり、リードを奪われたままの時間が続きましたが、選手たちは一瞬たりとも諦めることなく、最後の最後まで粘り強くボールを追いかけ続けました。その姿に、応援する誰もが胸を打たれたことでしょう。
惜しくも勝利には届かず、これをもって高校3年生は引退となりました。しかし、流れる涙の中にはやりきった誇りと清々しさが宿り、悔いのないラストゲームとなったように感じられました。
試合後には、クラスメイトから3年生に花束が贈られたり、これまで支えてくださった顧問の先生へ寄せ書きが渡されたりと、あたたかな拍手と笑顔に包まれた感動的な引退のひとときが繰り広げられました。