ニュース&トピックス

中学3年生の探究学習では、生徒一人ひとりが環境問題に対する関心を深め、自らの問いを立てるプロセスを大切にしています。
授業の初期段階では、地球温暖化や森林伐採、マイクロプラスチックなど、日常的に耳にする環境課題について調査を行いました。生徒たちは約1か月をかけて情報を収集し、自分自身が特に関心を持つテーマを選定しました。
その後、グループごとにテーマの発表を行い、各自が抱いた疑問や仮説を共有しました。発表に対しては、聞き手からの質問やコメントが寄せられ、例えば「その仮説なら、〇〇の比較が有効かもしれない」「このテーマは実験が大掛かりになりそうだね」といった意見交換が行われました。これにより、生徒たちは自らのテーマをより具体的で実現可能なものへとブラッシュアップしていきました。
今後は、夏休みを利用して各自が立てた仮説を検証するための実験計画を策定し、実践に移していきます。この一連の活動を通じて、生徒たちは科学的なアプローチの重要性を学び、主体的に課題解決に取り組む姿勢を育んでいます。
本校では、探究学習を通じて多様な価値観や視点を尊重しながら、生徒たちが自らの興味・関心を深め、持続可能な社会の実現に向けて考え行動する力を育てています。