学校生活
中学1年生 声を育て、心を伝える ~国語授業でのボイストレーニング体験~
中学1年生の国語の授業で、声楽家でありボイストレーナーとして活躍されている外部講師の先生をお招きし、特別なボイストレーニングの時間が行われました。
授業では、声が出る仕組みや複式呼吸の方法について学びました。正しい姿勢を整え、お腹からしっかりと声を出すために、腕を動かして体の使い方を意識したり、声を響かせるためのイメージを膨らませたりと、体を通じて声をつくる感覚を楽しく体験しました。
今回学んだ発声の技術は、今後あらゆる授業で求められるプレゼンテーションの場面で大いに活かされていきます。本校では、調べ学習や探究活動をはじめ、日々の学びの中で「伝える力」を育てるプレゼンの機会が数多くあります。だからこそ、「伝わる声」の土台をつくるこうした体験は、生徒たちの表現力を大きく広げてくれる貴重な学びとなります。
さらに、生徒たちの声の意識は、間近に迫る音楽コンクールの練習にも早速活かされていました。放課後の教室では「さっき教わった姿勢をつくってみよう!」と、自らの学びを実践に移す姿が見られ、仲間とともに響き合う歌声が教室に広がっていました。
言葉を届ける力、歌で心を重ねる力。これからも、様々な授業や体験を通じて、生徒たちは「声」を通じて自分らしさを育んでいきます。