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学校生活

高大連携 東京学芸大学との連携授業 高2数学

高校2年生の選択授業「数学B」では、数学教育を専門とされる東京学芸大学の先生をお迎えし、特別授業を行いました。今回のテーマは「数列」の中でも「漸化式(ぜんかしき)」に関する内容です。
授業では、単なる公式の暗記ではなく、「再帰的な考え方」を通して、漸化式の仕組みや応用の力を身につけることを目指しました。
今回、生徒たちが挑戦したのは、10cm×2cmの長方形に、2cm×1cmの小さなタイルを隙間なく並べるには何通りの方法があるか、という問題です。一見シンプルに見えるこの問いに対し、生徒たちは図を描いて試したり、場合分けをしたり、数の並びに注目して法則を探ったりと、さまざまな方法でアプローチしていました。
考えを深めるうちに、「この数の並びは、どこかで見たことがある…」「フィボナッチ数列に似ているのでは?」と気づいた生徒も現れ、やがて隣接三項間の漸化式にたどり着きました。
授業後には、本校教員と大学の先生方による授業分析会も開かれ、教育者の視点と研究者の視点の両方から意見が交わされました。こうした対話を通じて、より深く学びに向かう授業づくりのヒントが共有されました。
生徒が「もっと考えたい」「自分で気づきたい」と思えるような学びの場を、大学との連携を通じてこれからも広げていきます。数学の世界が持つ奥深さと、探究の楽しさを生徒たちが実感できる時間となりました。