学校生活
高校2年 生物 光る大腸菌
高校2年生の生物の夏期講習の一部をご紹介します。
普段の授業よりも自由度の高い夏期講習では、授業でまだ習っていない範囲の実験を行い、考察力を鍛えることができました。実験のテーマは「光る大腸菌」です。
今回の夏期講習では、解説を必要最低限にとどめ、実験手順の確認のみ予め行いました。生徒たちは手順をたどり、時間を計って正確な実験を目指しながら「この操作の目的は?」「この手順で温度を37℃に保つ理由は?」と次々に湧く疑問を遠慮なく口にしながら実験を進めていました。いつもの授業よりも少人数であることも助け、より自由に疑問を共有し、教員からの解説もその場で個別指導的に行われました。
授業の後半には、ランダムに湧く疑問に対する解説を今度は自分の中でつなげていく作業を行いました。考察事項を整理し、実験結果を予想することで自分の理解を自分の言葉で表現することができました。
遺伝子組換えが成功した大腸菌がブラックライトを当てることで光るという視覚的な楽しみももちろんありましたが、目の前の複数の「不思議」を自分の頭の中でつなげ、それを表現する、楽しく深い学びを行うことができました。夏休み明けの授業へのモチベーションになることを祈っています。