細胞生物学 マトリセルフォーラムに参加しました
8月30日、本校の高校2年生と1年生が、細胞生物学の専門家が集う「マトリセルフォーラム」に参加し、研究成果を発表しました。高校1年生と2年生の混合で構成された2チームが、大学の教授や大学院生を前に堂々とプレゼンテーションを行い、大きな拍手を受けました。
フォーラムに向けて、生徒たちは5月にお茶の水女子大学を訪れ、専門的な実験に臨みました。実験テーマは「細胞マトリックスの役割」と「細胞伸展の様子」の観察です。普段の高校の授業ではなかなか触れることのできない高度な内容に、生徒たちは目を輝かせながら取り組みました。与えられた課題に対し、実験で得られたデータを基に深く考察。その成果を分かりやすくまとめたパワーポイントと発表用の台本を作成し、本番に備えました。
発表当日、生徒たちは朝9時半から始まったフォーラムに参加。大学教授や研究者の方々の発表を熱心に聴講し、最新の科学研究に触れる貴重な機会を得ました。
そして午前10時50分、いよいよ本校生徒の発表時間です。大きなステージの壇上に上がり、自分たちで作成したプレゼン資料を使い、研究の目的、実験方法、そして考察した内容を、堂々と発表しました。緊張しながらも、これまでの準備で培った知識と自信が、生徒たちの言葉を力強く後押ししました。
発表後には、大学教授の方々から専門的な質問が投げかけられました。生徒たちは、実験データや事前学習で得た知識を総動員し、一つひとつの質問に丁寧に答えました。
今回の経験は、生徒たちにとって生物の面白さや奥深さを再認識するだけでなく、自ら課題を設定し、探究する力の重要性を学ぶ貴重な機会となりました。今回の経験を糧に、生徒たちはさらなる高みを目指してくれることでしょう。本校は、今後も生徒たちの知的好奇心を刺激するような機会を提供し続けます。