学校生活
高2家庭科 保育のグループ発表
高2の家庭科の授業では、幼稚園児と一緒に遊ぶ内容を考えるというテーマでグループ発表が行われました。3学期の授業を通して、それぞれの成長段階で接し方が違う子どもたちとの関わり方を学び、実践するというものです。発表するグループが「お姉さん役」、発表を見学する残りのクラスメイトが「幼稚園児役」になる、ロールプレイング形式で行われました。
腕に巻いたはずのあやとりの糸がパッと取れる手品のようなあやとりを紹介して、一緒に練習をするグループ、切り絵を作るグループ、、動物の鳴き声をリズムに合わせて紹介するグループなど、各グループの個性が十分に発揮された時間となりました。
その後、先生から発表について講評をいただき、実際に幼稚園に行くとしたら配慮すべきことなどをメモするなど、体験を通してさらに学びを深めているようでした。
最後はクラスの生徒から「先生はどんな遊びを紹介するか見たい!」とリクエストがあり、「全員いっしょ勝ちじゃんけん」を行いました。「グー、チョキ、パーいずれかを出して、誰か負けるじゃんけん」ではなく、「みんなが同じものを出せたら、みんなが勝ち」という不思議なルールのじゃんけん。お互いによく見合って、気持ちを想像して「最初はグー、じゃんけんパー!」と気持ちを一つにすることができました。「ほんの少しの時間、お友だちは何を出すかな?どんなことを考えているかな?とお互いに思い合うことの素敵さが伝わるといいですね」という優しい先生の言葉がけで授業は終わりました。
生徒たちは、体験を通して子どもたちだけでなく、様々な世代の他者と寄り添うことの大切さを再認識したようです。