生徒より

高校３年生である私は、先日最後の授業を迎えました。湘南白百合では高校２年生から選択授業が始まり、３年生ではクラスメイトよりも、同じ選択授業を受けるメンバーと過ごす時間が長くなります。また大半の生徒が、約２年間という時間を共に過ごします。ここでは似た進路へと進む友達との新たな交友関係が広がり、勉強方法を相談する・わからない問題を聞くなどの勉強面だけでなく、休み時間に話すことでリフレッシュもできるようなとても良い関係を築くことができました。同じ環境の中で切磋琢磨してきた同級生との絆は深く、最後の授業では集合写真を撮るクラスもあります。
中高６年間の授業を経て感じたのは、勉強(受験)は自分のためだけでなく周りの友達のためでもあるということです。これは私のクラスの目標としても掲げられています。私がスランプに陥りモチベーションが保てなかった時、新しい勉強方法や熱意など周りの友達が勉強に取り組む姿から影響され、学びを得たことで克服することができました。努力は自分のみならず、みんなのためにも繋がっています。日々勉強に取り組んでいると挫折することや孤独を感じることも多くあります。そんな時にこのことを思い出すとみんなのためにも頑張ろう！と気力が湧き、結果として自分のためにも繋がるのです。
そして、湘南白百合の魅力はここにあると思います。”みんなのためにも頑張ろう！”と思える友情関係が築けることです。決して独りよがりではなく、他者を思いやる気持ちを持つ友達が数多くいます。そうした環境の中で６年間を過ごせたことは、私にとってこのうえなく幸せなことであったと感じています。