学校生活
学園記念日にあたって
本校は今年で創立87年を迎えます。
宗教の授業では、学園の歴史と設立母体であるシャルトル聖パウロ修道女会の歴史を学び、感謝の気持ちを持って学園記念日を迎え、次の世代にバトンを繋ぐために自分にできることを考える時間を持ちました。
設立母体であるシャルトル聖パウロ修道女会は、フランスのルヴェヴィル・ラ・シュナール村で貧困に喘ぎ、社会的弱者となった人々に福祉と教育を行った1人の司祭と3人の少女たちから始まりました。
単に歴史を学ぶだけでなく、グループワークを通して「貧困」について考えたり、それを解決するためには何が必要かを考える中で、修道女会の先人達の生き方を見つめました。「わたしには難しいかも…」と話していた生徒たちですが、様々に意見を交わす中で「困っている人に気づこうとすることも第一歩だよね!」と「自分ごと」として捉え、何ができるか考えているようでした。この学びを活かして、目の前で困っている人に手を差し伸べる優しさに繋げてくれることを願っています。