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冬期探究講座「日常にある化学物質が生物に与える影響を、クラゲを使って実際に調べてみよう！」は、本校の生徒が聖光学院へ訪問し、2校合同で開催しました。本校からは中1～中3の生徒たちが参加し、私達の身近な化学物質と水質保全について考えました。
まずは小さなミズクラゲの形態観察を顕微鏡で行い、生徒たちは普段の理科の授業で教わった操作を復習するとともに、「見たい」世界を覗く楽しさも味わっていました。体の90%以上が水分で構成されているクラゲは、水質の変化を受けやすく、環境の変化を観察によって実感できる生物種です。
プログラムの後半では、生徒たちが持参した身近な化学物質（洗剤やジュースなど）を用いて、生活排水を模した水溶液を調製し、クラゲへの影響を観察しました。かなり微量しか添加していないのに、クラゲの活動量の低下が観察されました。実験の結果を受け、生徒たちはグループワークで意見交換を行い、互いに水質環境の保全のために自分ができることを考え、発表し合いました。学校の枠を超えて探究活動に参加した生徒たちは、充実感と達成感を感じながら笑顔で過ごしていました。