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新年を迎え、かるた同好会では第一回競技かるたの決勝戦が行われました。部内戦であるため、対戦相手は普段の部活で切磋琢磨している練習仲間ですが、試合となるといつもとは違う緊張感が漂っていました。
100首ある札のうち、実際に読み上げられるのは50首。ルールに則って自分の札を並べ、どこに何の句があるのか暗記をしてから試合が始まります。相手の札を取ったら、自分の札を相手に渡し、最終的に自分のところに残っている札が少ないほうが勝ちとなります。
予選を勝ち抜いた部員が真剣な表情で札を見つめ、読み上げられる声に耳を澄ませます。読み上げる声と一瞬の札払い。白熱した試合が展開されました。優勝は中学2年生。最後は対戦相手に敬意を表し、また、大会を観戦した他の部員にも感謝の気持ちを持って、丁寧に礼をして試合を終えました。
勝敗にこだわるのではなく、仲間と協力して力を磨き、縦と横の繋がりを活かして共に成長していってほしいと願っています。