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学校生活

朝のロザリオの祈り

5月はカトリック教会において「聖母月」と呼ばれ、イエス・キリストの母である聖母マリアに特別な思いを寄せる月です。本校ではこの期間、聖母マリアの生き方に倣い、日々の生活の中で思いやりや感謝の心を育むことを大切にしています。
聖母月の取り組みとして、有志の生徒たちが毎朝集まり、ロザリオの祈りを捧げています。この活動は、カトリック研究部の生徒たちが中心となり、全校生徒に呼びかけを行い、より多くの仲間と共に祈りを共有できるよう工夫を凝らしています。今年は参加しやすいようにスタンプカードを導入し、継続的な参加を促す取り組みが行われています。
祈りの意向は生徒自身が考え、同級生や先輩・後輩の学校生活、家族や身近な人々、さらには世界で困難に直面している人々のためなど、多岐にわたります。自分自身だけでなく、他者や世界に目を向けて祈ることを通じて、幸せが必ずしも物理的な成功ではなく、人としての愛や思いやりの心を持つことの大切さを実感しています。
信仰の有無に関わらず、すべての生徒が共に祈りの時間を共有し、静かな朝のひとときを過ごします。誰かのために自分の力や優しさを使うことで、見返りを求めずとも心が満たされる—そんな体験を通じて、生徒一人ひとりの心にある「愛の種」が育まれています。このような日々の積み重ねが、聖母マリアの取り次ぎのもと、生徒たちの成長を支えています。