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東京農業大学オホーツク学 3校合同開催 「美と自然」
東京農業大学と本校、逗子開成、カリタスの3校が連携して行う「オホーツク学」プログラム。2日目は「美と自然」をテーマに、知床の豊かな自然と化粧品科学を融合させた学びが展開されました。
午前中は、東京農業大学 食香粧化学科の先生方による体験授業「知床に学ぶ 美と化粧品」を受講しました。化粧品とは何か、どのような効能を持ち、どのような原料でできているのかを学び、知床に自生する自然由来の植物が多く用いられていることに、生徒たちは驚きと関心を寄せていました。
その後は、水と油分を乳化させて日焼け止めクリームを作る実習に挑戦。自分の好みに合わせて香りを調香し、世界に一つだけのオリジナル日焼け止めが完成しました。ベースは同じでも香りによってまったく印象の異なる仕上がりに、生徒同士が香りを交換して楽しむ姿も見られ、各校の交流も自然と深まりました。
午後は、知床国立公園を舞台にしたトレッキング。プロのガイドの案内のもと、3校混合のグループで行動し、午前中に学んだ植物を実際に探しながら、自然とのふれあいを通して学びを深めました。壮大な自然の中で、知識が体験へとつながっていく貴重な時間となりました。
このプログラムは、五感で学ぶことを重視しています。昼食にもその工夫が凝らされ、2日目は東京農業大学の先生が監修した「ビューティー弁当」が提供されました。どの食材が美にどのように関わっているのかが一目でわかるプリント付きで、生徒たちは「食べて学ぶ」体験も満喫しました。
美と自然、科学と体験、そして学校の枠を超えた交流が交錯する「オホーツク学」。学びの幅がさらに広がる一日となりました。