学校生活
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高大連携 お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所 化学実験講座
本校では8大学と高大連携協定を締結しており、その一環として、お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所による夏の実験教室を実施しました。対象は中学生で、化学と生物の講座を開講。今回は化学講座の様子をお伝えします。
希望した中学2・3年生が参加した化学講座では、高校生が学習する「ペーパークロマトグラフィー」の手法を、楽しく体験しました。混合物をさまざまな方法で分離するやり方を学んだ上で、まずは市販のペンのインクを使った実験に挑戦。「実験では、ペンのインクが水に入れたときとエタノールに入れたときで、色や形など様々な変化が起こり、驚きました。」と感想を寄せた生徒もいました。
続いて「赤色はどうしたら出てくるだろうか?」という問いをもとに、自分たちで仮説を立てて実験を行いました。「赤色はどのようにしたら出てくるかを考える実験では、自分で方法を考え実験したので、普段とは少し違った視点から考えることができました。」「『どうしたら〜できるか』と自分たちで考えて実験をしたことが自由でとても楽しかった」といった声が多く聞かれ、生徒たちは自分の発想を試し、試行錯誤する面白さを味わいました。
さらに、講座は異学年の混成グループで行われ、「班の人と協力し、新しい発見があったときはとても嬉しく、協力することの大切さを改めて感じることができました。」という声も。普段あまり接点のない仲間と実験を通して交流し、学び合う貴重な機会にもなりました。
最後には「実験だけでなく、研究などをする上で大切な工程などについても学ぶことができ、申し込んで良かったなと改めて思いました。」と語る生徒も。化学の奥深さや研究の魅力に触れる時間を、高大連携ならではのプログラムを通して、中学生から体験することができました。