学校生活
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中3探究 プレゼン発表準備
中学3年生の「探究」活動は、現在、研究成果をプレゼンテーションとして発表する段階に入っています。先月の文化祭で展示されたレポートは、生徒たちが夏休み中に自力で挑戦した実験の成果を、表やグラフを用いて分かりやすくまとめ、深い考察を加えた力作ばかりでした。
生徒たちは日頃から、委員会活動や部活動、研修旅行など様々な場面でGoogle Workspace(スライド、ドキュメント、スプレッドシート)といったツールを使いこなすことに慣れています。最近ではCanvaなどを利用し、活動報告やポスターを工夫を凝らしたデザインで短時間で作成する生徒も増えてきました。しかし、研究発表という特別な場では、その内容にふさわしい論理的な構成と伝わりやすいデザインを改めて学ぶ必要があります。
そこで生徒たちは、研究内容がひと目でわかる魅力的なタイトルの付け方、読みやすい文字サイズや色の使い方、そして実験のきっかけから考察までを繋ぐストーリーなど、「自分の発見を、どうすれば一番分かりやすく伝えられるか」という方法を学んでいます。この学びを生かして、発表スライドの作成に取り組んでいます。
スライドが形になってきた生徒たちは、同じ班のメンバーに発表をお披露目し、第三者の視点を取り入れて改良を加えています。例えば、「友達は、私が思っていたより大きな文字を使って表現しているな」、「写真やグラフにアニメーションをつけて、強調しているのが効果的だな」など、互いの工夫から良い刺激を受けながら、より完成度の高い発表を目指してスライドを磨き上げています。生徒たちはこの活動を通して、自分の考えを表現する楽しさと伝える力を大きく伸ばしています。