学校生活
音楽コンクールにむけて
明日はいよいよ音楽コンクールです。音楽コンクールとは、本校の数ある行事の中でも最も古いと言われる行事で、課題曲ではラテン語でミサ曲を、自由曲ではクラスで決めた曲を歌います。そして指揮者、伴奏者を中心に皆で力を合わせて曲を完成させ、それを外部からお招きした作曲家や演奏家の方に審査していただきます。
今年度は、感染症対策のために自由曲だけの披露、そしていつものように教室で歌ったり、練習ができない生徒たちですが、「今できること」を工夫して行っています。
終礼の時間に、「歌を歌うことはできないけれど、歌詞の意味を考えて気持ちを一つにすることはできるよね！」、「ちょっと班でワンフレーズずつ自分たちで解釈を考えてみよう！」と指揮者、伴奏者を中心に、歌詞を深める時間を持ち、「ここは戦争の後の悲しみ、暗さと雪の美しさが対比されていると思うんだよね」、「言葉の意味がわからなかったから調べたんだけど…」と意見を出し合ってclassroomで共有したり、音楽の授業を録音し、それを朝礼や終礼で聴いて、直すべきところを楽譜に印をつけたり、各パートのパートリーダーがclassroomでコツを伝授したり…。
終礼などでは「ただ大きい声を出せばいいわけじゃなくて、もっとこうした方がいいよ」などと反省もしますが、「この前よりうまくなってる！」、「私たち、いい感じかも！」と自分たちを褒めることも忘れません。
明日の結果はどうなるかまだわかりませんが、それぞれが工夫して練習した成果を発揮し、音楽コンクールが青春の一ページに刻まれることを願っています。
