生徒より
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明日の思考力コンテストに参加して

2024年3月28日、湘南白百合学園では逗子開成・サレジオ・山手学院の4校が集まり、「明日の思考力コンテストin湘南」が開催されました。今回のこの探究オリンピックでは、「先生の働き方について考える」「強い橋を作る」という2題が問題として出題されました。
1題目の問題は、過去にこのオリンピックに参加したことがある4校の高校1年生の先輩方が1年間かけて作ってくださった問題です。それは、先生方からとったアンケートをまとめた資料を元に、先生方の働き方の問題点を見つけ、その解決方法を各チームで話し合い、スライドにまとめて発表するというものでした。私達のグループは、先生方の有給の取得率と仕事量の男女差について目を向けて話し合いをすすめました。有給の取得率が低い原因には、周りの先生に迷惑がかかってしまうという考えや、今後の仕事が終わらなくなってしまうという考えが多く、また取得率が低い先生は30代〜40代の先生に多いことが資料から読み取れました。この問題に対する解決策として、先生同士でより多くのコミュニケーションをとり距離を縮めることや、先生の仕事をシフト化して共有するという2つの意見にまとめました。これらにより、すべての先生方の仕事量の差が小さくなり、有給の取得率が上がるだけではなく、残業時間も減らすことができると考えてのことです。
2題目の問題は4校の先生方が作ってくださった問題で、A4の紙1枚とセロハンテープ10cmだけを使ってより強い橋を作り、250mlのペットボトルを何本のせられるかを競う問題でした。私たちの班では、蛇腹にした紙を扇子のように根元をテープで止めた紙を2本作り、それぞれ反対向きに並べておけばいいのではないかと考えましたが、2本しかのせることができませんでした。
この2つの問題のあとには東京学芸大学の西村教授からお話を頂いて、見えているものが全てではないということを教えていただきました。私達のチームは優勝することはできませんでしたが、学校や学年を超えて1つの課題に向き合い、話し合い、発表することの楽しさに気がつくことができました。今回のこの探究オリンピックでは、初めて会う人と、アイスブレイクでお互いのことを知るところから始まり、最初は緊張で固まっていた空気も最後には笑顔溢れる素敵な空間になっていて、コミュニケーションをとることの大切さについて学ぶことができました。また来年もこの探究に参加して、たくさんの課題をみんなで考えていきたいです。