生徒より
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茶道部の活動
ごきげんよう。今回は、私が所属している茶道部の夏休みの活動についてお伝えします。
茶道部では、夏休みを利用して様々なお稽古をしています。今年度は、「葉蓋」「茶箱の卯の花点前」「立礼」をしました。
葉蓋の点前は、裏千家十一代お家元が七夕の趣向の茶会の時に、願い事や和歌を書いた梶の葉を水指というお道具の蓋に用いたことから始まったと言われています。そのため、葉蓋は七夕がある夏の時期に行われます。部活動の最後にはお茶会を開き、部長がこのお点前をしました。
卯の花点前 は、お茶を点てるために必要な最小限のお道具を持ち運びやすいように一つの茶箱に納めて行う点前の一つです。夏に咲く白い卯の花になぞらえてつけられた名前も素敵ですが、金平糖を振り出しという菓子器からコロコロと出すのも楽しく、新鮮な気持ちで取り組みました。
立礼 は、椅子に座って行うお点前で、正座の苦手な人でも茶道を楽しむことができます。お茶会でお点前をさせていただく機会があるので、普段以上に丁寧にお稽古しました。
また、希望者は浴衣を着てお点前をしました。文化祭で着物を着てお点前をするので、着物の所作に慣れるためです。着付けでは丈の調節などに苦戦しましたが、先生や友人の力を借りながらなんとか綺麗に着ることができ、嬉しかったです。
この夏休みの様々な活動を通して、茶道の世界の奥深さを強く感じました。私は入部して5年目になりますが、日々のお稽古の中に新しい発見があって面白いです。これからも、楽しみながらお稽古を続けたいです。(高2・Nさん)