生徒より
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管弦楽部の活動を通して

 私は、管弦楽部に所属し、高校2年生からは部長を経験しました。ヴァイオリンパートを担当していたのですが、私は部活に入ることで楽器を始めた「初心者」。周りには10年以上もヴァイオリンを習っている同級生もおり、初めはこのパートを選んだことを後悔しました。しかし、「ここで諦めたくない、この選択をより良いものにしたい」と思い、少しでも上達できるように、毎日コーチの先生方や先輩方、同級生の指導を熱心に聞き、質問をしていきました。そうして、舞台にのれる曲の数がだんだん増えていき、中3では演奏会の全ての曲で演奏することが叶いました。こうして自信をつけてきた私は、部活をもっと良くしたい、皆をまとめていきたい、と思うようになり、部長に立候補しました。
 部長になると、皆をまとめるために、また他人の心を傷つけないよう、自分の言動に制限をかけるようになりました。しかし、そうすることは、部活という組織を動かす上で制限をかけることにもなってしまいます。他人から注意されることを恐れ、挑戦することをやめるのでは、型にはまったつまらない日常を送ることになってしまう、思い切りやりたいことを実現してみたい、と悩みながらの部活動運営でした。
 私は、部活を通して一つのことに打ち込んだり、目指したい姿を思い描いて努力を続けることを学びました。また、様々な問題にぶつかりながらも、悩み考えて答えを出そうとすることで、この学校で勉強以外の大切なことを学ぶことが出来ていると感じています。