学校生活
新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。旧年中は本校の教育活動にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
2023年は新型コロナウイルス感染症が5類へと移行し、新しい希望の年として始まりましたが、深刻な自然災害や歴史的な酷暑に耐えるものになりました。国内では経済不安や政治不信が常態化し、国外では相次ぐ国際紛争に声なき人々の日常が奪われ続けています。どのような世界に足を踏み入れることになるのかという不安に、一刻も早く穏やかな日々が訪れるように祈る日々でした。そのような中で生徒たちは学びも行事もコロナ禍の影響をできるだけ良いものに転換させながら懸命に目の前の課題に向き合い成果を上げてまいりました。どの行事も「数年ぶり」という枕詞がつくものでしたが、本校を応援して下さる皆様方に生徒たちの笑顔をお届けできたことは何よりの喜びでした。
年があらたまり心が改まる、そんな時間を大切にしたいと思います。余裕を失い近視眼的にしかものを考えられない状況があちこちで見受けられ、俯瞰する目を見失いそうになる時、ふと視点を動かし日常とは違う時間の流れを感じたいと思います。
今日から始まる2024年が、また1つの扉を開ける時となりますように、そして明るい話題を少しでも多く共有できますように、感謝の歩みをともに丁寧に進めて参りましょう。皆様の2024年が多くの幸せに満たされますように。
私はこう祈ります。知る力と見抜く力とを身につけて、あなた方の愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられますように。
（フィリピへの信徒への手紙 1章 9〜10節）
湘南白百合学園中学高等学校
学校長 林 和
