学校生活
高大連携 お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所 生物実験講座
本校では、現在8つの大学と高大連携を行っています。その一環として、お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所との共同事業により、中学1・2年生の希望者を対象とした夏の実験教室を開催しました。
今回のテーマは、生物分野の実験「光合成量を可視化してみよう」です。生徒たちは校内に自生するさまざまな植物の葉や昆虫を自ら採取し、生物室に持ち帰って実験に取り組みました。使用したのは、お茶大の先生が制作した特別な測定機器。植物や昆虫の光合成量や呼吸量がその場でグラフ化され、数値が目の前に現れるたびに、生徒たちからは驚きや感嘆の声があがりました。何度も繰り返し実験を試みながら、科学の面白さを実感する姿が見られました。
参加した中学2年生の一人は、
「いろいろな場所に行って二酸化炭素量を実際に調べられたことが楽しかったです。そして、ダンゴムシ3匹、あり1匹と葉1枚だとグラフが平行になっていたことから、酸素の生成と二酸化炭素の排出が釣り合っていたことが読み取れて面白かったです。」
と感想を語ってくれました。
生徒が自ら手を動かし、目の前で現象を確かめることで「なぜだろう?」という好奇心が広がり、学びが一層深まっていく。そうした体験の積み重ねが、本校の探究型教育の魅力です。