【探究講座】湘南鎌倉総合病院で医療体験
8月23日(土)、湘南鎌倉総合病院のご協力をいただき、探究講座「医療体験セミナー」を実施しました。参加したのは中1から中3までの生徒と保護者の方々です。
当日は、小林修三院長先生による「医者になるって?~いのちの授業~」の講演から始まり、縫合や超音波、内視鏡シミュレーション、電気メスといった医療技術を実際に体験しました。生徒たちは本物の器具を手にしながら、医師の繊細な技術や判断力を肌で感じ取る貴重な時間となりました。体験の際には、現在医師として活躍している本校卒業生も参加してくださいました。同じ学び舎を出た先輩が医療の最前線で働く姿は、生徒にとって将来を考えるうえで強い励みとなったようです。
また、院内見学では救急救命士の現場を間近に見学し、最新の手術支援ロボット「DaVinci」を実際に操作する機会もありました。普段は立ち入ることのできない医療現場で、最先端の医療技術に触れることができたことは、生徒たちにとって大きな刺激となりました。
参加した生徒からは、次のような感想が寄せられました。
「ダビンチというロボットを使った手術を鶏肉を使って見れたことが一番良かったです。父から話を聞いていたのでどういう構造なのかはわかっていましたが、実際に見てみると迫力が違うし、言葉で表せないくらい色々なコトを学ぶことができました。腹腔鏡のモデルを使ってビーズを移動させる体験や、実際に手術で使っている糸や鉗子をつかって縫合したりする体験、電気メス体験をして、手術ではこんなにも難しいことを手際よくやっているんだなと思い感心しました。救急救命士のお仕事がどのようなものかも知れたので将来に向けた視野が広がったと思います。」
今回のセミナーを通して、生徒たちは「命を預かる医療」という仕事の重みと魅力を実感しました。体験をきっかけに、将来の夢をより具体的に思い描く生徒もおり、貴重な一日となりました。