学校生活
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中学2年生美術 篆刻
中学2年生の美術の授業では、篆刻(てんこく)の制作に取り組んでいます!
篆刻とは、自分の名前などを題材に印面をデザインし、石を彫って印を作る伝統的な芸術です。授業ではまず、自分の名前をもとにしたデザインを考えるところから始まりました。字体を工夫したり、名前に関連したイラストを組み合わせたりと、ひとりひとりが個性を生かして創意工夫を凝らしていました。
デザインが完成すると、印面をやすりで丁寧に磨く工程へ。ざらざらだった表面がつるつるに変わっていく感触に驚き,友人同士で「すごい!」と感想を共有する姿も見られました。その後、転写したデザインに沿って彫刻刀を使い、慎重に線を彫り進めていきます。細かな部分まで思い通りに表現しようと、どの生徒も集中して作業に取り組む様子は印象的で,なかにはデザインにこだわったために細かな線に苦戦する様子も。
自らの手で作品に押す印を作り出すという体験は、まさに“世界にひとつだけの印”を生み出す創造の時間。完成した作品にはそれぞれの個性や感性が込められています。自分だけの印を押す喜びを感じながら、生徒たちは伝統美術の魅力にもふれることができました。