生徒より
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世界とつながる活動

湘南白百合学園は“Mission School“です。Mission(使命)には、キリスト教を広く布教するという意味が含まれています。白百合生である私たちは、神さまが与えてくださった使命とは何かといつも考えています。私は、他者のために自分の愛と力を注ぐことが大切だと思います。これは、難しいことだと感じられるかもしれませんが、私たちの日常生活には実践できる機会がたくさんあります。

例えば、有志団体の活動です。これは、学年を超えて生徒が発案から実行まで行う自由な団体です。今日は、英語をツールとして世界とつながることができる、フィリピン支援ボランティアPVOとBuddies Without Borders(BWB Club)を紹介します。

PVOは、フィリピンのスラム街の子ども達に毎年クリスマスプレゼントを送ったり、姉妹校とのつながりをオンラインで深め、文化交流をしたりしています。去年は、台風によって被災したフィリピンへの募金を企画しました。北半球で観測史上3番目の強さを記録した超大型台風によって甚大な被害を受けたことを知り、フィリピンの姉妹校の友人たちの安否が気になり、校内で募金を呼びかけましたが、現地にはもっと困っている人がいると聞き、国内7つの姉妹校と一緒に支援活動をしました。寄付金を送った後、フィリピンからお礼のビデオメッセージが届きました。現地のマスールは、いつも日本の私たちのためにお祈りしてくださっていることを知り、困っている人のために始めた小さな行いが、温かい言葉として私たちの元に届けられるという心の繋がりを感じました。

BWB Clubでは、世界17カ国の高校生とSDGsや社会問題について、英語でディスカッションをしています。最近ではジェンダーレスがトピックになりました。異なる文化で生きる同世代の仲間とお互いの考えを共有することは、日常ではできない貴重な経験で、とても刺激を受けます。言葉が伝わると世界が広がることを実感できる場でもあります。

これらの有志団体の活動は、地球上のどこかで起こったことも身近な出来事として捉えなければならないと気づかせてくれます。私たちに与えられたMissionを6年間かけて一緒に探していきましょう。