生徒より
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探究の授業について

今日は、湘南白百合学園で行っている探究の授業についてご紹介したいと思います。
探究の授業は、週に一回、2コマ連続で行っています。中学3年生の時には、「環境」をテーマに自分で課題を設定して実験をして、その結果を踏まえて出た結論や考察をレポートとスライドにまとめるという活動をしていました。高校生になってそれがもう一段階レベルアップしたものになっていると感じます。
探究の授業において、中学生の頃と違う点が主に2つあります。1つ目は、選ぶテーマが全く決められていないことです。ジャンルにかかわらず、自分が今関心を持っている話題の中から好きなように課題や疑問を設定することができます。2つ目は、2年におよぶ大規模な活動であるということです。テーマを決めるのは高校一年生の一学期ですが、実験や調査をとおして最終的に論文にするのは高校2年生の二学期。ということは、自分でテーマを自由に選べる反面、それがしっかり深堀りしていけるだけの内容でないと、後々行き詰まってしまうかもしれないのです。身近なことから疑問を見つけるという作業は、将来とても役に立つはずなので、良い経験になると思います。
高1の一学期では、テーマ設定の仕方などについて考えました。決められたテーマについて様々なシンキングツールを使って分析したり、インターネットや学校のメディアネットラボを使って自分の興味を探ったりしました。普段よく話す友人が少し意外なことをテーマにしていたり、調べていくうちに新たなことに興味が湧いたり、新しい発見がたくさんあってとても刺激的でした。授業時間でも先生の話を座って聞く時間は少なく、自分と向き合ったり、クラスメイトとグループワークしたりする時間が長くて、それもまた新鮮です。
これからの授業を通して、私が選んだテーマでどのように活動を進めていくか、とても楽しみです。