生徒より
from Students
生徒より

生徒より

生徒より

横浜地方裁判所主催の「高校生のための裁判員体験会」に参加して

私は昨年12月23日、横浜地方裁判所主催の「令和4年度第1回裁判員経験者の意見交換会ー高校生のための裁判員体験会ー」というイベントに参加しました。
今回参加したのは、本校で「高校生模擬裁判選手権」に出場経験のある高1から高3の17名です。上記大会では、私たち選手が検察官・弁護士の立場から有罪・無罪をそれぞれ主張しましたが、今回のイベントでは、検察官・弁護士などプロの法曹による模擬裁判の中で得られた情報を元に、自分たちが裁判員になったつもりで有罪か無罪か「評議」をして判決を考えるという体験をしました。模擬裁判では、生徒の中から2名が裁判官役、6名が裁判員役として実際に法壇に上がらせて頂き、証人や被告人に対して、検察官や弁護人の尋問では分からなかった点を補充質問するという貴重な体験もさせて頂きました。私も裁判員役の1人として実際に質問をしたのですが、裁判後の評議の中で「〇〇についてもっと質問しておく必要があった」などと思うことが多々あり、実際の裁判での裁判員の役割の重大さを感じました。また、模擬裁判選手権で培った、検察官弁護士側それぞれの視点から事件を考察する力が、裁判員の立場で裁判に参加する上でも多角的に考えるという点で役に立ち、自分の経験が活かされたと感じられました。
私たち高校生と年齢が近い20代で裁判員を経験された方のお話を伺う時間もあり、もし自分が裁判員に選ばれることがあったら、年齢に関わらず自分の判断が人の人生を左右する責任のある役割であることを忘れずに、裁判に参加する必要があるのだということを、改めて理解することができました。